31歳のキャリアの悩み
いきなりですが後に見た自分に向けて。
頑張ってきた20代、確実に自分の経験値は溜まってきている。
ベンチャー企業で役員の経験や、一度データアナリストを離れてプロダクトマネージャーとしてゼロからプロダクトをつくった経験など、そこそこ挑戦もしてきたと思う。
結婚もして(この時代に珍しいけど)一軒家を購入し、出社とリモートの生活を繰り返して日々の業務を行えるようになってきた。
正直今は不自由なく、何となくこのまま暮らしていけるような気もしている。
ただ今、30代に入り、少し焦っている。
きっと過去の自分に引っ張られて、全然大きくない成果になんとなく満足してしまっているのではないだろうか。
その小さな満足感に体が動かなくなったとき、あまりにも小さくまとまろうとする自分に焦っているのだと思う。
20代のころは正直何もなく、新卒で入った会社で同期と張り合うことでいっぱいいっぱいだった。
気がついたらどんどん成長できて、あれもこれもできるようになり振り返りが楽しかった。
本や動画で学んだことを活かせば簡単に同期と差別化され、先輩からも何となくできそうなヤツだと思われて、それが楽しかった。
ただ30代、正確には20代後半から少しずつ、そういった手応えがなくなっていった。
これは当たり前のことで、20代で学んだことなどただの基礎だっただけだ。
過去の自分は承認欲求というものがここまで支えてくれていたんだと気づいて、愕然とした。そういったものではなく自分の意志で働いていると勝手に思い込んでいたからだ。
今は正直、30代の自分を導いてくれるような何かが欲しいと正直思ってしまう。
そういった本や動画を見てしまうが、当たり前だけど答えはなく全く解消はされない。
キラキラした友人のキャリアに対する投稿が目に入りつつ、比べるべきではないことは分かっているのに比べてしまう。
そしてまた、こんなに自分は他人と比べるタイプだったのかと新たな自分を知って、何となく嫌になる。
と、ここまでかなりネガティブなことを書いてきたけど、私は元気です。
というよりは、この文章が書けている時点でかなり客観的に自分を見れていて、自分が何に弱いのかも理解できているつもりかなと思っています。
本当に悩んでいる最中では、こんな文章到底書ける気がしませんでした。
そういう意味で、30代前半で一回こういう悩みができたのはある意味ラッキーだなと。
きっと自分は、今後こういった自分と向き合い続けないといけないのだなと思っています。何かあるとすぐ悩み、内に向きがちな自分と。
冒頭述べた30代の焦りは、多分エネルギーの源なのだと思う。
向き合い方を間違えて慌てるのではなく、うまく利用して自分を動かすドライバーとして利用しよう。